2014年6月19日木曜日

howとwhy

 日本気象協会のサイトに、「北海道で長雨 最長記録を更新中の理由」(財目かおり)という記事が載っていた。
 ここでは、北海道で随分長い間雨が続く「理由」として、「北緯40度近辺での上空の風の流れが弱い」、「南から湿った空気が流れ込んできている」といったことを挙げて説明している。

 ナルホド。分かりやすい。

 その一方で、こういったことって「理由」なんだろうか、という疑問が浮かんできた。

 こういった説明をいくら重ねても、「理由」には辿り着けないのではないか。子どもが「何で~なん?」と訊ねてきたときに、こういったことをいくら並べても、子どもは満足した顔にならないのではないか。
 そんなことを感じた。

 どこからこういう違和感が出てくるのだろうか、と考えている内に、ふと気付いたことがある。

 ここに説明されていることは、所詮、「どのようにして」でしかないからではないか。
 動機を聞きたくて「何でここに来たん?」と問うたのに、「電車で来た」などと答えられてしまったような違和感を感じていたのだ。

 先に参照したサイトでも、「どのようにして北海道に雨が降っているのか」は説明しているものの、「なぜ記録を更新しているのか」「それはなぜ現在でなければならないのか」には答えていない。これらに答えたとしても、永遠に「どのようにして」のままであり、「なぜ」に答えるものにはならないのではないか。

 ひょっとすると、「なぜ」には、「不可思議だね」としか答えられないのかも知れない。

 どのようにしてこうなっている(なった)のかを解明することに意味が無いなどと言っているのではない。
 ただ、「どのようにして」を並び立てることで「なぜ」に答えた気になってしまうのは、ひょっとすると思い上がりなのかも知れない。

0 件のコメント:

コメントを投稿