2015年2月15日日曜日

見入る

 息子が通っている小学校で「まつり」があった。
 これは、学校主催でもPTA主催でもない。PTAは勿論のこと、社会協議会や体育振興会、子供会、地域の音楽サークルやダンスグループ、ママさんバレーチームまで、小学校に関わる様々な団体がゴチャゴチャと集まる、不思議なイベントである。どこが主催なのか明確でないにも拘わらず、市長やら教育長まで挨拶に来る(地域選出の国会議員や府会議員も勿論やって来る)ところにも、その「不思議さ」が表れている。

各出し物の後ろに括弧書きで主催団体が記されている。これ以外にも、受付や駐車場整理、来賓接待などで協力している団体もある。
 今回、この「まつり」のPTA主催の出し物として、大谷大学児童文化研究会と大谷大学落語研究会とに協力してもらった。

 落研のTwitterでは、さっそく報告が上がっていた。



 児童文化研究会(通称「児文研」)からは5人の学生さんが来てくれた。
 出し物は、児文研が得意とする人形劇と歌あそび。
 長いヤツはYouTubeに上がっている。

 今回は、時間の都合もあって、短いものをやってくれた。

 今回児文研を招聘した本人であるPTA副会長は何度も児文研の人形劇を見ているというが、私がみるのは初めてのことであった。
 いやまぁ、じょうず!
 ありふれた表現だけど、そうとしか言いようがない。
 声をやや高く出すのはまだ分かるが、そのピッチがぶれない。これは肺活量に不安を持つ私にはとてもできないことだ。



 かなり練習を積んでいるんだろうなぁ。

 落語研究会からは、3人が来てくれた。
左から、賀茂乃附箋、賀茂乃画用紙、笑谷亭禿
さすがに、人形劇と比べると、落語はどうしても小さな子ども達へのアピールが弱くなる。人形劇と比べて、集まった来る子供の数はさすがに少なくなった。それでも、彼らのしゃべりは小さなこど持ちを捉えていたのには驚いた。
 正直言って、発声・発音からして未熟な点が多かった。それでも、食い入るように低学年の子ども達(未就学児も含まれていた)が演者の方を向いているのである。
演目は、「平林」「田楽喰い」「寿限無」といった古典落語であった。話の内容は、或いは低学年には難しすぎたかも知れない。笑い声を立てているのは大人たちの方が多かったのも、それを表しているだろう。それでも小さな子ども達がジッと前を見つめているのだ。
 言うまでもないことだが、小さな子どもは残酷である。「一所懸命やっているから」などといったことは、注意を払う理由にはならない。未熟な技術でもって、そういう子ども達に注意を払わせるってのは、何なんだろうか。

 「練りに練られた古典の力」等と言うのは容易いけど、その「力」とは一体何なのか。チャンと考えておきたいものだと思わせられた。(←つまり、結局は先送りにするということである。)


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